友人来宅withサングラス

何人泊まるんだ(挨拶)



4年ぶりくらいに地元の友人(あだ名:MK-2)がマイルームにきた。

やつ(MK-2)は高校時代に最も行動を共にしたやつだから、部屋の掃除したり「晩飯どこいこうか。ついでに銭湯でもいくかー」とか考えていた訳ですよ。


そして待ち合わせをした駅に行くと、そこにはサングラスをしたMK-2がいました。


「え、なにそれ?」


MK-2「ああ、手術してきた」




なんでも視力矯正の手術(ラセックという、レーシックの仲間みたいなの)をしに東京に来たらしく、そのついでに来たそうだ。

そういえば「明日3時に手術だから5時くらいに着くよ」ってメールが来てたけど、タイプミスだと思いスルーしてた。本当に手術だったんだな。





まあいいや、ウチに行こうぜ・・・となる筈が様子がおかしい。



MK-2「いやね、目が痛くて殆ど回りが見えないのよ」




ラセックというのは術後痛みが残るらしい。なんでもその痛みが想像以上でビビっているとのこと。
いやそんな状態で来られた自分もビビったさ。



とりあえずマイルームに向かう。痛みで目が開けないようなので手を引きつつ



そして家に着いたあとも
「いてぇ、マジいてぇ。しばらく寝てるわ」

と寝転んでしまった。横になると楽らしい。本当に何しに来た。


そしたら殆ど動かず夢と現の境界をブラブラ。
しゃべりもしないので横で一人ネットしたり課題やったり、普段の生活と殆ど変わらない。本当に何しに来た。



しばらくそうした後、腹が減ったというのでメシを食べに行くことに。

夜中なのにサングラスをした友人の手をマイ肩に置いてもらって先導。昔ボランティアでこういうことしたぞ。





着いたのはおじさんおばさん夫婦が経営している大衆食堂!っていう感じの小さな食堂。

なんか4人ぐらいの酔っ払ったおっちゃん達が出来上がって店長と楽しそうに談話しているし。



客「え、どうしたのその目?」

客2「俺も手術しているんだよ。白内障の。ほらサングラスお揃い」

客3「レーシックってのが今あるんだってね」



その後も「マスター、高尾山いこうよ」みたいな、高尾山の話とかで盛り上がってた。
自分も友人も高尾山に登ったことを話したら「今の若い人も登るんだね」とか大層喜ばれて、最後には握手して別れましたよ。いや普通は登らないんじゃないかなぁ。


楽しい時間だったけど、友人は目の痛みで味も会話の内容も良く分からず、涙と鼻水とか出て大変だったそうで。
チョイスミスだったな。


ヤツがそんなんだから、そこでの代金を自分が立て替えておいた。後で

「泊まらせてもらったから奢るよ」

って奢ってくれた。
2人分で1400円だったんだけど、渡してきたのは1251円だった。50円と1円と100円の区別がつかなかったらしい。面白いからそのまま貰っておいた。





そして帰ってきてまたヤツはすぐ寝込んで。
で、朝になったら多少マシになったようだけど「外がまぶしい。太陽やめて」とか言ってた。サングラスしてても駄目らしい。半年くらいは外ではサングラス生活を送るそうな。



そして「次はちゃんとした目であの食堂行こうな」と言って別れた。

とりあえずラセックという手術をしたらどうなるか分かったけど、まあ何故来たのかはよく分からずじまいだった。お大事に。