送って

 

 

 

 

友人を亡くしまして。

お昼休みの時間に別の友人からラインで教えてもらったときは、現実味がないというか、どうして?という気持ちが強かったです。

 

 

その後、皆でお見送りに行きました。

久しぶりに会う友人もいて、こんな形で再会したくなかったねと。

 

 

亡くなった友人宅へは初めての行きました。

優しそうな両親とご家族に迎えていただいて、亡くなった友人のことを少し話して。

 

「あなたがラーメンをくれた友達ね。あれ作るの失敗しちゃって」

「ラインで写真貰いました」

「あの子、そんな写真を送ってたの」

 

別の友人と、亡くなった友人のお母さんとの会話。泣きながら少し笑いました。

 

そのあとお見送り。

明るく気さくで誰とも仲良くなれる、っていう言葉が合う友人。少し天然が入っておとぼけたところもあったやつ。

眠ったままもう目を覚まさず、二度と話しをすることができない。それが信じられない。

 

何年か前のお正月に大洗の民宿へ泊まり、一緒に風呂へ入り、あんこう鍋をつつき、夜遅くまでゲームで遊び。翌日には初詣をしてコーヒーを飲んだ。

ラーメンを贈っていたヤツの結婚式では一緒に出し物の踊りをして。

 

また飯を食いに行こうと言っていたのに。

 

 

「皆で送ってくれてありがとうございます」

 

 

帰ろうとしたとき、少し不思議なことがあったんです。

車のパワースライドを閉めようと思っても、なぜか閉まらず開いてしまうのです。来たときは何ともなかったのに、帰るときになって故障?したのです。

 

「帰ってほしくないなら死ぬなよ」

と。

 

友人宅でも泣いていたし、帰り道でも泣いて。

仕事中に泣きださないかって心配になるくらいショックを受けて。

こんなに凹むとは思っていませんでした。

なんであいつが。考えても仕方がないのですが、ずっと悶々としています。

 

 

別グループの友人からは、子どもが生まれたって連絡がきました。

みんなから祝福をされて、嬉しさが溢れていました。私も何通もお祝いの言葉を送りました。

 

あいつも生まれたときはこうしてお祝いされたんだろうなぁ。悲しさと嬉しさの明滅で何かよく分からなくなりました。

 

 

まだ信じられないって気持ちが強いです。

どうか安らかに。まだまだ先になると思うけど、またみんなで会おう。