あつい（挨拶）
知人がクロモリ自転車をフルオーダーするというので、ビルダーさんのところまでついていった。
前にチラっとオーダーしたんだよと話をして「自分も欲しい」って言っていたんです。
でも、知人が乗っていたのはホームセンターで売っているＭＴＢもどき。
買うとしても初めてのスポーツ自転車だし、値段も高いから半分冗談と思っていたんです。
で、久しぶりにそやつと話したら
知人「オーダーの見積もりとった」
と言うではないですか。まさか本当にフルオーダーするとは。
そこまで思い切るとはまったく思っていなかったので驚きました。それと同時に楽しいことになったぞと。
知人「明日正式に注文しに行くわ」
「連れて行ってぇん！！」
自分が頼んだビルダーさんとは別の方。
一体どんなやりとりをするのか、見たい聞きたいに決まっています。
そしてビルダーさんのところに。
すでに大まかな打ち合わせは終わっているので、最終調整的なことをしました。
それまで乗っていた自転車を持ちこみ、その寸法を測定。
それを元に新しい自転車を設計するそう。
知人のオーダーは「通勤などでは使わない遊び用。普段は街乗りで山道とかも走りたい」とのことだったので、ＭＴＢっぽいイメージのようである。
当然、今乗っている自転車の延長線上にある。
実際に今の自転車に跨り、ペダルを漕ぐ姿を見てもらう。
ビルダーさんから「ハンドルは遠くないですか。ぺダリングはやりにくくないですか」
等を聞かれる。
少しハンドルが遠そうだったので、ちょっと近づけるとのこと。
ほかにボトルゲージの位置や、細かい注文を伝える（キャリアを付けたい、ドロップ化も考えているなど）。
最後に色とデザイン、ロゴの位置を決める。
色は見本の束を見せてもらって決め、デザインは白抜きされた自転車のフレームが描かれた紙に、塗り絵みたいにして描き込んでいく。
（決まっていない場合は、紙を持ち帰って郵送などでもいいそう）
そして頭金を払って終了。
最終的な見積もりはメールで送ってくれるとのこと。
大体これらで１時間ほど。
ちなみに今回は直接ビルダーさんとやりとりをしたのですが、私が頼んだのはショップを通しての注文でした。
要望を聞いてくれたり、今まで乗っていた自転車の寸法を測るのは、ショップさんでもやってくれます。
直接やりとりする方がいいなぁと思ったのは、自分の考えがダイレクトに伝わること。
ショップを経由すると、反応にタイムラグはあるし（後で確認して電話しますね、みたいに）、本当に自分の思いが伝わっているのか少し不安になります。
そしてデザイン。私は同じくフルオーダーでも、いくつかのパターンの中からしか選べないし、選べるカラーの数も圧倒的に少なかったのです。
ビルダーさんはどんな色もデザインもＯＫですと言っているのですが、ショップの方では対応はしないといわれました。
逆にショップを経由すると、ビルダーさんとショップの方の両方の経験や意見が出るので、より自分に合った自転車が出来る…かも。
それに近場で遠くのビルダーさんの自転車が買えるっていうのもメリットです。
（私も知人が頼んだビルダーさんのところにも行ったのですが、予算オーバーで断念）
ビルダーさんによって、ショップを経由しても、色んな違いがあって面白いなと感じました。
ビルダーさんとのやりとりもフルオーダーの醍醐味。そして制作過程もアップしてくれるというので、自分専用の自転車が出来上がる段階を見ていけるというのは、無二の贅沢。
自分が注文したわけではないですが、傍で聞いているだけでも興味深いし、どんなものに仕上がるのか楽しみです。
