wada 再び

給料入った(挨拶)



すんません、終わらせるつもりがもう一回だけ


それは和田町の夜のこと。

宴会がしめやかに行われている最中にそれは起こった。





ブルルルルルルル




ん?Sから電話だ。珍しいな何だろ






ピッ


もしも・・・






「「もってい〜け最後に笑っちゃうのはわたしのはず〜〜!!イエェ〜イイ!!」」





ああ・・・酔ってるな。

どうやら飲み会か何かの勢いで電話してきたようだ。

というかいきなりこの歌か。虚をつかれたぜ




「あ、もしもし」



あれ、誰か知らない人に代わった





「いつも息子がお世話になっております。父です



えっ!お父様!?(ちなみにSの父親はある有名人)




・・・・・・・・・・・・ってそんな訳ないよ。声全然違うし。若いし。




「すみません、もってけセーラー服歌ってもらえません?」



誰だ貴様!?

もうみんなして酔っているご様子。楽しそうだけど少々迷惑よ。いま一応課外授業中だし。





とりあえず適当にあしらおう。

ああ。はいはい。うん、彼の好きな人?みんな知っているよ








「実は僕達ゲイサークルなんです。今度一緒に合コンしません?」





戦慄が走る

・・・オイチョット待てそれは聞き捨てならねぇ



「Sのこと好きですか?」


今後Sとの付き合い方を考えねばならぬな。







いや、結局それも酔った勢いの冗談だったらしい、よ



Sの高校時代の部活仲間で飲み会をしていたらしい。

ちなみにその高校は超有名男子校。


いやまさかね!






最後にSから一言

「え、オレの好きな人ってみんなにバレてるん?」


HAHAHA!何を今更


「うおおおお、さっきも別の人にまずい電話しちゃったし!どうしよ俺!」


記憶をなくすまで飲んどけ





その後、その好きな人(ちゃんと女性よ)にも電話され何時間もしゃべったらしい。
そして合コンの約束も取り付けたとか。やったじゃん!




その女子「いや〜、流れるでしょ♪」



頑張れS
みんな応援しているよ





まあ、飲みすぎ注意ってことで
これも青春の思い出さ!