剱岳を登ってきた

怖かった(挨拶)


友人「剱岳に行こう」


「えっ、それヤバい山なんじゃ」


友人「なんとかなるっしょ」


「そうか、行くか」



という訳で行ってきました剱岳





なにこれ!?






やばい


予想以上にヤバい山でした。なんでも一般登山者が登る山では、国内で最も難易度が高いといわれているとか。とんでもないところに来てしまった。


山の迫力というか威圧感があり、登る前からビビりました。人が登れるような山に思えない。


そして実際登り始めると、岩の瓦礫&崖登りのような登山道。
休み休み、息ぜえぜえて登っていく。




へばりつくように



ところどころに鎖がぶら下がっていて、それを頼りに登ったり下りたりする。






カニのたてばい


そして剱岳の難所と名高いカニのたてばい。遠くから見て「人が崖を登ってる!?」と驚くばかり。
真下に来てみると、もう緊張と怖さで震える。

事前に調べて「怖い!」って思ったけど、実物もやっぱり怖い!



鎖と岩に打ってある杭をつかみ、必死に登る。
5分くらいでたてばいを登り終わり(意外に短かった)、そして頂上へ。




頂上!


頂上に着くと、数十人の人たちが記念撮影したり、コーヒーを沸かして飲んだり、思い思いの時間を過ごしていた。
景色は霧がかかっていて何も見えない。

自分も写真を撮ったり、撮ってもらったり、撮ってあげたり。


そして下山。無事に帰って来れました。

その後は温泉に入り、山盛りでご飯を食べぐっすり就寝。




行きの途中にも見た黒部ダム



帰りはスッキリとした気分で帰れました。




正直最初から「登れないだろう」と思っていて、登っている最中も息絶え絶えな感じで、引き返すことも考えたのですがなんとかなりました。
登れないと思った鎖場も、やってみると意外にも登れる。注意してゆっくり登れば剱岳の頂上にも行けるんだと、勇気づけられ、頂上に着いたときは達成感を得て、心地よい気持ちになれました。



下りてきてからも周りの人に「よく登れたね!」と言われ、「剱岳に登れた」っていうのは、ちょっとした自信につながった気がします。
しばらくは登山はいいかな、と思いつつ、ほかの山の情報も調べたくなったり。
いい山でした。登られる際は十分な体力作りと情報収集、装備を忘れずに。
こんな大変な思いをした山も、小学生くらいの子が登っているのを見て驚き、世界は広いと思いました。