東京が暖かく感じる(挨拶)
suicaが使えない衝撃
青森県に行ってきた。
友人が行かないかと誘われたのでホイホイ行ってきたよ。
初めての雪国、駅に降り立ったら一面の雪景色に大興奮。道路脇に長城のようにそびえる雪や、わき道を完全に塞ぐ雪に驚きっぱなし。
これが雪国か!新鮮!
とりあえず初日は駅近くのホテルに泊まった。
そして2日目、今回青森に来た目的である
八甲田山のスノートレッキングツアーである。
そう冬の八甲田山。そこはかとなく危険な響きがする場所である。雪中行軍、遭難とか調べてみればいいよ。
なんでも冬は殆ど晴れず、大抵吹雪いていて視界は30mほど。
時には視界30cmにもなり、ツアー客は体をロープで縛って行動したという。そんなんでも行くツアーに驚きである。
八甲田の遭難事件は知っていたし、雪山も初めてなので緊張して行った。
そしたらめちゃ晴天。
なんでもこんなに晴れるのには月に1度くらい、しかも無風というのは今シーズン初だという。太陽が暖かく、歩いていると汗ばみ手袋もいらない位。
雪山なのに東京の方が寒いという、凄い幸運であった(吹雪も体験してみたかったけど)。
ちなみに写真にあるポコポコしたものは樹氷。実際の木は凄い大きいけど、雪に埋まって小さく見える。
しかし実際並ぶとこれ位はでかい。
ファンタジーとかに出てくるワームみたいであり、スノーモンスターと呼ばれるのも分かる。
さらに木の周りは窪んでおり、近づきすぎると落ちるので注意が必要。
ちなみにスノーシューズを履いて歩く。これが滑らず雪に足も埋もれ辛くなる優れもので、かなり歩きやすくなる。
最初大きくて歩き辛そうと思ったが、雪の上ではこれが無いとまともに動けない。ちょっと欲しくなった。
スノーシューの威力である。この日は晴れていたからいいけど、スノーシューを履いていても条件によっては腰まで埋まってしまうとか。
あと自衛隊の人も沢山いた。雪中行軍の人たちの後輩である。
こんな感じの八甲田山であった。
怖いイメージがあった山だけど、天気が良く眺めも最高でハイキング気分でとても楽しかった。
季節によって八甲田山は色んな楽しみ方があるそうなので、またいつか来たい。
そして酸ヶ湯(すがゆ)温泉に泊まった。ここは千人風呂という大浴場が有名である。
しかも混浴。素晴らしい。
入ってみると、体育館のように広くて大きな建物の中に湯煙が充満し、遠くに明かりがボンヤリ見える。
昭和を感じさせる木造の壁や床。硫黄の匂い。広々とした浴槽。
情緒というか、その雰囲気は堪らないものだった。今まで行った温泉の中で恐らくトップである。
あと女の人はいなかった。
最終日の3日目には青函連絡船を見に行った。かつて青森と北海道を結び、青春18きっぷで乗れたというこの船。乗ってみたかった。
そして三内丸山遺跡に行った。雪で殆ど埋もれていたので、春から秋に来ることをオススメする。
そんな感じの2泊3日の青森旅行であった。
かなりの強行軍だったけど、運にも味方され密度の濃い内容だったと思う。
まだ書きたいことはあるので、それはまた後日。