妹の結婚式

蒸し暑い(挨拶)


妹の結婚式に出てきましたよ。結婚式といっても近くに住んでいる親戚だけの簡単な奴でしたけど。


式は地元の神社で、神道式でやりました。境内で集合写真とって拝殿のような所で祝詞読まれて巫女さんが舞って儀礼的にお酒呑んで。
時間的には1時間も掛かってないかな。

花嫁衣裳はすげぇ分厚くて重くて、気温の高さも加わりとても大変だったようで「目の前が分からなくなった」との妹談。天気も悪いし蒸すし、6月に結婚式が少ないのも分かる。




本当は結婚式をやる予定は無かったんですけど、先方の親御さんが張り切ってしまって。結婚すると言われてからの期間も短く、色々とバタバタしておりました。なので実感もわかず「あいつ本当に結婚するの?」といった感じが今でも抜けない。


前日は普通に過ごし、当日、母は先に準備に向かいました(妹は既に別居中)。自分は父と後で出発。5年ぶりくらいにワックス使って髪の毛セットしたよ。


控え室のある建物(式自体は神社でやるので神社近くの別の建物。式場とは違うし、なんて呼べばいいんだろ)に入ると、おじちゃんと先方のご両親がいたので挨拶。「本日はおめでとうございます」なんて言われてちょい照れくさい。


そして更衣室に行くと母と旦那さんがいて、妹が着付けをやっていた。
和装の白い花嫁衣裳は何重にもしてあるのかとても分厚くて「相撲取りみたいだ」ってのが感想。綺麗だよオイオイとか、そんな気の利いたことは思いません。

当の本人も「暑い、重い、苦しい」と呻いておりました。そんなもんです。
旦那様は袴でございました。



そして着付けも終わり、神社の境内へ。続々と親戚たちも集まり(30人もいないけど)写真撮影開始。
まずは2人で撮った後、全員での集合写真ですよ。普通に境内でやるのでとても目立ち、一般の参拝客の皆さんが見てるくるわ見てくるわ。注目されまくり。


「おめでとう!」「おめでとう!(パチパチ」って見知らぬ人たちに祝福されるのもまた嬉し恥ずかしい。外でやる結婚式ならではって感じです。
招待はしてないけど、妹の友人もきてましたね。


そして室内に入りご祈祷ですよ。神主さん2人と巫女さん2人が取り仕切ってました。
祝詞を上げ、礼をし、お酒を飲んで巫女さんが舞って「共に頑張っていきます」みたいな宣誓して。
やはり妹は衣装が苦しかったらしい。仕方ないね
自分は「うっひょー巫女さんだぁ」とか思ってました。仕方ないね。



式自体はこれで終わり。後は料亭に行って食事会。



ちょっとした挨拶して、あとは「よろしくお願いします」とかお互い親族のご挨拶をしつつご飯食べました。


和気藹々と楽しい食事会でございました。向こうの方々も気さくで人が良さそう
なので一安心。

ただ一人一人自己紹介していったんだけど、自分が大取りだったのは意味が分からん。普通家族って最初でしょうが。
笑いを取れたのでいいけど。笑いの意味は考えない。




全体的にここまでで、9時ぐらいに始まり2時にはすべて終わりました。




通してみて、特に「ああ、可愛い妹が嫁いでいってしまう。悲しいわ」なんてことは微塵も思わず、楽しかったですよ。
兄弟の結婚式なんて滅多に無いし(何度もあったら困る)、堪能しました。喩えが変かもしれませんが、お祭りみたいでね。通りすがりの人達に見られて祝福されるとか、普段じゃ無いことだしね。
見知った顔や、見知らぬ先方の親族の顔が集まってお祝いとか、いいことだよね。



1番印象に残ったのは、式が終わって食事会が始まるまでのお色直しの時間。
親戚たちは先に料亭に行ってて、残っているのはこっちの家族と旦那様だけ。


ウチの妹はどん臭くてですね。その時もみんなが待っているというのにトロトロとお化粧をしていたのですよ。
注意の一つでもしようかと思ったら、旦那様が黙って妹の髪をとかしているのです。そして妹も黙々とお化粧をしている。


なんというか、そのシーンを見て「良いなぁ」って思ってしまった。おだやかというかなんというか。


まあ、幸せにやっていってくれや。





追伸

結婚式において「お兄さんはいつ結婚されるのですか」とか「彼女いるの」とか聞いてくるやつらは退場処分という規定を作って頂きたい。早急にな