まだ苦しい(挨拶)
s「昔バケツでプリン作ったことがあるんだ」
友人「じゃ、またやろうぜ」
そこから全ては始まった。100円ショップに行ったら10ℓバケツしかなかったのは悲劇といえましょう。
プリンエルを買占めレジの人に驚かれつつ、それは始まった。
(この辺は昨日の写真を参考)
魔法の白い粉
甘い香りで人を魅惑する白い粉を鍋に放り込む。その香りはかつてのトラウマを呼び起こし吐き気を催します。
牛乳を投入し(ちなみに量が多すぎるので2回に分けて制作)
中火で温めながらかき混ぜる。意外と匂いはきつくないです。鼻が麻痺している可能性もあるが。
しかしこの量、カレーだったら4人家族が数回食えるよね。これで半分なのだから恐ろしい。
そしてバケツに投入。冷やすためにタライに氷水が張ってあります。
うわっ、なにこれビニール臭い!
ゼラチンを投入。これがないと自重で崩れてしまうのだ。覚えておけ!
ここまで3時間ほど。
このあと冷まして冷蔵庫に入れて一晩。
そして運搬。
道行く人がなぜかガン見してきます。通りがかった消防車なんか助手席と後部座席の人が覗いてきたしね。みんなプリンが好きだな!
部室に到着。驚きの声と多くのシャッター音に出迎えられる。よせやい
そしてついにプリン様光臨の瞬間。
もう一生見ることも無いだろうからシッカリ見ておけ
でかぁぁああああああああい!!
出ましたよ10リットルバケツプリン!
でかいタライに見事に収まっております。
それになんかグポッ・・・・ポポポとか変な音がしたよ!凄い!
そしてまたシャッターの連続。次の瞬間
デストロイ
10秒ほどで自重に耐えられず崩壊しました。なんか「ミシミシ」と亀裂が入っていき、ゆっくりと崩壊していく姿は、プリンにあらぬ威厳を感じさせるものでした。
皆さん、2kgのゼリーが作れる程度のゼラチンじゃ足りないようです。覚えておけ!
ちなみに乗っかっているのは比較用のビッグプッチンプリン(170g)。ああん?ビッグ?
そして楽しい楽しい実食の時間です。お玉で配膳し、みんなで仲良く食べます。「おいしいおいしい」と大好評でした。
ちなみに黒いツブツブはコゲなのですがバニラビーンズと言い張りました。
みんな良い人たちで最後まで誤魔化せました。
談笑しながら食べていきます。無論おいしいなんていうのは最初だけというのは火を見るよりも明らか。
その甘ったるさと中々減らない圧倒的物量はどんどんと精神と肉体を蝕んでいきます。
「おい、お前もっと食えよ」
「いや私結構たべたし」
「あ!お代わりいかがっすか!?」
「しょっぱいものが食べたい・・・」
「もうプリンはいいや・・・・・・」
見事な豹変っぷりです。あの仲の良い皆さんはどこへいったのでしょう。
もう殆どの人の箸は止まり、もはやプリンには触れないよう別の話題に切り替えてます。
そんなのでプリンは減りません。形振り構わず別の部の人も無理やり巻き込み応援に駆けつけ、一気にラストスパートです。
そしてついに
完食
いやったぁぁああああああ!!
俺たちは勝ったんだぁぁあぁああああああああああああ
長い戦いが終わりました。なんかもう3時間くらいたってました。
人間、協力し合うことが大事だと。そして力を合わせれば大きなことが出来るとプリンに教えられました。
なんか後半はかなりグダグダでプリンの押し付け合いだったことも良い思い出です。
ありがとうみんな!次もヨロシクね!
(今プリンの匂いを嗅いだら吐くね)
という訳でプリンでした。
なんだかんだで男の方が食べますね。それに1人暮らしの方が食いつきがいいです「久しぶりに甘いものが食べられました、ありがとうござまいました」とは後輩の弁。なんと逞しい。
帰ったらご飯が待っている自宅組に負けないようお互い頑張ろうな。(しばらくプリンはいらない)
そして前と比べると皆が結構食べてくれたので以外に楽でした。
前はなんだかんだで食べてくれなかったので非常に苦しかった思い出が。校風の違いでしょうか。っていうか苦しいならまた作るなよ、しかも倍の量だし。
非常に楽しかったです。みんなも「俺バケツプリン食ったんだぜ」とこれから先、無駄な自慢が出来ることでしょう。
これから先は恐らく二度と経験することが無いでしょうから、この思い出を大切にしていってください。
ありがとうございました!(胸焼けを抑えながら)