体が温泉臭(挨拶)
友人と友人弟と三人で温泉旅行に行ってきました。
このメンバーでの旅行は初。そもそも君たちは連休に嫁さんを放っておいていいの?(いいらしい)
目的地は東北、岩手と秋田。
茨城を朝に出て、着いたのはすでに夕方。岩手は遠い。
まずキャンプ場にテントを張り、早速目的地の温泉へ。
まず着いたのが籐七温泉。
ここの特徴は広い露天風呂。ここでいう広いとは、露天風呂のある範囲。
山の斜面に所々温泉が湧き出しており、ちょっとしたハイキングのように温泉間を移動しなくてはならない。
周りは山。囲いもない。しかも混浴。
素っ裸で山の斜面を上り下りをする。全裸登山である。色んな意味で解放感抜群である。
温泉は白濁したお湯。成分が濃厚で、温泉の底には泥のように温泉の成分が沈殿している。それをみんな顔に塗るもんだから、顔が白い人がいっぱい。
しかも温泉は底から次々に湧き出しており、至る所でブクブクと温泉が泡立っている。天然のジャグジーである。
うかつに座ろうものならば、熱い源泉がお尻を直撃する。なんてディープな温泉なのでしょう。
解放感、躍動感ともに今までの温泉にない温泉でした。お肌はツルツルになりました。
次に入ったのが松楓荘。
ここの露天風呂も混浴。混浴だらけである。
先ほど入った藤七温泉に近い白いお湯。でもこちらの方は白い粒子のようなものが沢山含まれている。
似ていても違うようである。
すでに暗く、宿の小さな明かりだけで周りは真っ暗。
眼下に流れる渓流の音。
しずかにゆったり入れる温泉でした。
内風呂にも入ったのですが、ここで驚いたのは洗面台。
水道の蛇口ではなく、水路のように温泉が横に流れていく。
そこから湯を掬って体を洗うのである。なんて贅沢な湯の使い方だろう。
この日は真水で体を洗うことはなく、一日中温泉臭いを発していました。
夜はテント泊。
夜はテントを張り、ランタンを中心にして昔好きだったゲームや漫画の話をして就寝。
小雨は降っていましたが、寒くもなく、楽しいひと時でした。
翌日は秋田県の乳頭温泉へ。乳頭ってエロそうですよね。
始めは黒湯温泉。混浴露天風呂です。
ここはこじんまりとして、ススキに囲まれた静かな露天風呂。打たせ湯もあります。
外では渓流の水が引かれており飲める。冷たくておいしい。
またその水で冷やしてあるラムネも飲みました。
最後に行ったのが、鶴の湯。
乳頭温泉の中でも最も古いという。
時代劇のロケセットのような雰囲気。混浴露天です。
小さな池とも思える広い露天風呂。
足を入れてびっくり、底には玉砂利が敷いてあります。キャラキャラと踏み心地がいい。
場所によって浅くなっていて、座ってのんびり温泉につかれる。
囲いはなく、すぐ横には通路があるので丸見え。でも気にしない。
ススキが生えている。紅葉の時期はもっと綺麗なんだろう。
鶴の湯名物、山の芋の鍋。本館は混んでいたので、別館での食事。
囲炉裏があり、そこに鍋をつるす。そこから掬って食べる。これ昔話とかでよく見た光景である。グラグラと鍋が揺れるので、食べるのが少し大変だった。
団子状の山芋に豚肉やネギの汁、付け合せのキノコやフキ、漬物。全部が美味しゅうございました。
帰りは車の中でアニソンを合唱したり。
移動時間が大半でしたが、気持ちのいい温泉、おいしい料理、会話が楽しいキャンプ。
とてもいい温泉旅行でした。