シン・ウルトラマンの2回目を観て

あじさい(挨拶)

 

 

シン・ウルトラマンの2回目を観てきました。

2回目になると1回目に気付かなかったとこが分かったりして、また違った楽しみ方ができますね。

今回は本編の中で気づいて、思ったことを描いてみます。ネタバレになるのでご注意を。

あと内容に間違いなどがあってもご容赦ください。

どれではスタート。

 

 

 

 

メフィラスってめっちゃ酷い奴じゃん!!

1回目の時は、なんか怪しいけど礼儀正しいところもあるし、ちょっとかっこいいしギャグっぽいところもあるし、いいキャラだなぁという印象が強かったのですが(実際いいキャラですね)、2回目を観て「いや、こいつが大体悪い」と思った次第。

 

まず禍威獣が暴れたのってメフィラスが目覚めさせたのが原因。それで人間に危機感を持たせる。

次にウルトラマンを呼んで禍威獣退治をさせて「巨人の力って凄い!」と思わせる。さらにザラブ星人(外星人)や、人間を巨大化させたりして、外星人の能力を知らしめ人間に無力感を与える。

そして真摯に振る舞い、力の源であるベーターシステムを売りこみ人類を管理し、兵器として利用する。

 

というのがメフィラスの狙い。つまり悪徳商人とか奴隷商みたいな。

 

最初から人間と対等に話をしようなんて思っていません。その証拠にウルトラマンと戦う前は「アフターケアは万全です」とか言っていたのに、ゾーフィに気付いたらすぐに逃げちゃったでしょう。人間には何も説明せずに。都合が悪くなれば条約とか簡単に捨てて逃げるんですよ。

 

 

メフィラスの誤算は、ウルトラマンが人間を大好き過ぎたってこと。光の国の掟とかあって、本来はメフィラスの計画にウルトラマンは手を出せないはずだった。

 

 

今回のそれぞれの陣営のスタンスを例えると

ザラブ→この山にオオカミがいっぱいいる。駆除しよう。

メフィラス→いや、オオカミを飼いならして犬にすれば商品になるから管理しよう。

ゾーフィ→よく調べたらこの山のオオカミって危険な種類じゃん。どうせほかの山にもオオカミはいるし、山ごと燃やそう。

ウルトラマン→オオカミってすごいじゃん。むしろ自分もオオカミになって一緒に暮らしてみるし、勝手に守っちゃう(法律違反)。なんならオオカミに命をあげても良い。

 

 

と、ウルトラマンの考えの方が異常。まさかメフィラスもウルトラマンがそこまで変態だとは思っていなかった。

 

 

ウルトラマンはオオカミを1匹死なせ、ベーターシステムを使えば凄い力を発揮しちゃうことを宇宙に知らしめちゃった(そしてゼットンを呼ぶことになった)ことを悔いていたけど、結局メフィラスが原因でしょう。

 

そもそもメフィラスがウルトラマンを呼んでいるんだし、ウルトラマンが来なかったとしてもベーターシステムを使って人間が兵器として有用だって全宇宙に知らしめ、結局はゼットンを呼ぶ羽目になったと思うんです。そしてメフィラスは逃げて人間も地球も滅亡しておしまい。

 

それがウルトラマンが来たから人間は救われた。やっぱりウルトラマンは人間の味方で、メフィラスは質の悪い敵です。

(敵といっても、利用できそうな生き物がいればそれを利用する。それが宇宙の中では常識なのかもしれないっていうのが、またメフィラスを完全な悪とは言えない感じに。人間だってそうするでしょう)

 

 

そんなことを考えたシン・ウルトラマンでした。

面白いですよ。