紅月ノ宴でスケブを描いてくれた方に「龍バッジ渡したものです」って拍手を送ったら「出来いいですね、本棚に飾っています」って。
うっひょ〜!もう飛べる!!
という訳で成功に終わった(だろう)龍バッジ。その作り方やら諸々をご紹介〜
〜概要〜
英語の時間「紅月でなんか面白いこと出来ないかな〜」っと現実逃避していて思いつく。
ちなみに龍バッジは東方に出てくる紅美鈴というキャラの帽子に付いているもの。
〜とりあえず構想〜
昔ガンプラを作っていた経験を生かしプラ板を使うことに決定。本当は金属にメッキが最高だけど無理。
なんとか塗装で安っぽさを消せないかと思案。
〜製作〜
期間は原稿が出し終わってからの1週間。なんとかなるか
1、まずは型紙作り。使ったのは適当な厚紙
ポイント:正確な星の角度は36°になるみたいだけど、キャラのイメージ的に少し鈍くしてある。
また星の大きさも何度か作り直し、頭に当てたりコスプレイヤーさんの写真を見たり、字の描き易さなどを考慮し、1辺8cmに決定。
2、作った型紙で星をプラ板に書き移す。プラ板はコストを考え下敷きに。
ポイント:A4サイズで15個入った。あんまり詰めすぎるとカットのときに苦労するので程ほどにスキマを開ける。
3、プラ板カッターで溝を入れる。
ポイント:定規に力を入れないとズレる。また星本体を傷つけないよう中心から外へ向かって削る。これで1晩かかった。
4、切り取り
ポイント:パキッっと折ってもいいけど、星型だと難しいのでハサミを使用。
5、端を整える。
ポイント:まずニッパーでバリを取った後、ヤスリがけをした。
ちゃんと全ての辺を丁寧にヤスリがけしております。これもすんごい時間がかかった。尖がり過ぎてて刺さるかも。
6、塗装のノリを良くするために洗浄
ポイント:洗う前に表面をヤスリがけして塗料がノリやすくしてある。
また手の油が付かないように手袋着用。
7、塗装
ポイント:最重要にしてもっとも気を使った。何度も何度も試験をし、最終的に3種類の
ゴールドを使うことに。
・まず下地にシルバー
・シルバーのラメ(安っぽい)を消すためにゴールドをチョイっと噴射
・メインとなるクリアーゴールドを2〜3回に分け噴射
・仕上げにつや消し+メタリックなゴールドをちょこっと。やりすぎると黄土色になる
最初はアパートのベランダでやっていたけど、臭くて隣に迷惑がかかると言うことで大学の部室前へ移動。用務員さんにすんごい興味をもたれた。
8、字を書く。練習練習。授業で書道を取っててよかった。
ポイント:墨汁だとノリが悪いことが分かったので、ちゃんと墨を磨り、筆で書いている。ちなみに当方習字5段なり(ヘタだけど)
9、ニス塗り。これで字が落ちないようにコーティング。
ポイント:最初クリアースプレーを拭いたが墨が落ちてしまったのでニスに変更。テストで台風の日に外に放置したけど大丈夫だった。
10、ピン付け
ポイント:パテを使い安全ピンをつけた。最初は付けないつもりだったんだけど、相談した人全員に「付けた方が良い」と言われたものでw
パテは車用の金属感が出るやつを使用。
これで完成なり!!
感想を言うと、すんごい疲れたぁ〜!
自分は普通にガンプラ作ってスミ入れした位のライトユーザーだったので特殊な技術を持っているわけではない。
なので知っている出来ることを全てやるという力技になってしまい、手間が非常にかかってしまった。きっと無駄な工程もあったのだろう。
でもとにかく頑張った!どのレイヤーさんにも負けないいい物が出来たと思う!
数十時間の時間を使い、バイトかこの作業という生活になったけど、当日は色々とネタになったので本当に作ってよかった。
あとは貰われていった先で大事にされる事を祈るのみ。
最後に一言
もう作らないぞ!