熱く狂おしかった

ぱっつんぱっつん

昨日のブログの通り、I'veライブ(ゴロがいいね!)は熱く終わった訳です。そう、ライブは。


学生時代このように言われませんでしたか?「遠足は家に帰るまでが遠足だ」と。

そう、家に帰らなくてはならないのです。何事も詰めが肝心です。


いい事があったらその反対もあるわけで、武道館の外は


その時点では大したことは無かったのですが、自宅最寄の駅に着いたら土砂降り。駅の屋根に雨があたるシャバババババって音が電車の中に聞こえるくらい。

生憎、傘やカッパの類は一切持ち合わせていません。(あの天気予報め)


一人暮らし浪人。ご飯を買うのにも困る身分。タクシーに乗るお金なんてある筈がありません。そして何より私の帰りを待つ相棒チャーリー(自転車・1歳・♂)をこんな雨の中置いていくなんて出来ません。



しかし、まだ手は残されています。正に最終兵器、開き直り


ズボンの裾は乱さないように、白い上着は翻さないように、ゆっくりと歩くのがここでの嗜み。もちろん、視界が歪むほどの大雨だからといって走り去るなどといった、はしたないことなんてしようはずもない。


もう日付が変わろうとする頃。カサを忘れてしまったサラリーマン達が、ある者は空を見上げじっと立ち止まり、ある者はタクシー乗り場まで意を決して駆け出す。

そんな中悠然と歩き出す浪人生一匹。その表情たるや満面の笑み。キザに髪の毛をかき上げちゃったり。


そんな姿を見かねてか、駐輪場でカサを貸してくれようとしたおばちゃん。ありがとう。カサさし運転はMyチャリ道に背くのさ。でもね、その言葉だけで僕の心は鳥の詩が響くあ・き・ば・れ・さ☆

相合傘で楽しそうに話していたカップル。僕が近づくと急に黙り、おびえる様に道を開けてくれたね。wing my way、遮るものは何も無い。

上り坂で偶然目のあった知らない女の子。その可愛い顔でとびっきりの笑顔をくれたね。水が滴りまくっていたから。あぁ、視界が滲むのはきっと雨のせい。last regret、もう泣かない・・・。


マイハウスに着いたときには全身(心も)雑巾状態。部屋に河童が侵入した様な有様に。うわぁ、リュックの中の英単語帳がふやけて厚くなってる!


熱く狂おしかった今日のライブもこれで終りを迎えられました。今日、僕は人として少し成長したような気がします。ありがとうI've。ありがとうみんな。太陽のバカヤロ〜!!