佐藤錦(挨拶)
先週の姥湯温泉の記事の続きです。
姥湯温泉に泊り、次の日は米沢へ行きました。
さすが米沢。駅のホームには牛のオブジェがあります。
駅前でレンタサイクルを借り、街中へ。
米沢は上杉家と深いかかわりがあり、上杉謙信を祀る上杉神社、上杉家代々の墓もある。
上杉家に仕えた直江兼続とも縁があり、「愛」という飾りがついた鎧も上杉神社の資料館に展示してありました。
直江兼続のお墓も市内にありました。
その二人に加え、江戸時代に米沢藩の財政を立て直した上杉鷹山も人気があり、地元の人は「鷹山公」と呼んでいた。
また、上杉鷹山の墓所には目印の札があり、花も供えられていた。
今から400年以上前の戦国時代の武将や、江戸時代の名君が今でも慕われているという、歴史のつながりを感じる町だった。
米沢牛は高いので、駅弁と米沢ラーメンを食べました。
どちらもおいしゅうございました。
翌日は山形市内を観光。
生憎の雨でしたが、霞城公園、最上義光記念館と、こちらも戦国時代コースを歩きました。
面白いのは、こちらは山形藩であり、先日回った米沢藩とはライバル同士。
お互い戦ってもおり、山形市の方では、敵対した直江兼続をよく思っていない人もいるとか。
何百年も前の事が今も思われている。ここも歴史の流れを感じた次第です。
山形市で一番印象に残ったのは文翔館。
昔の県庁だった建物だそうで、内装がとても豪華。
中は博物館のようになって展示物もある。
映画のロケも行われたそうである(るろ剣とか)
併設されたホールでは演奏会のリハーサルも行われていた。
米沢も山形も、うまく歴史を生かした町を作り上げているところでした。
そういった町は歩いていてとても楽しいです。
この時期はさくらんぼのシーズンらしく、駅でもスーパーでもお土産物屋でもさくらんぼだらけで、帰りの新幹線にもさくらんぼを持って乗る人が散見されました。
山形県、いいところでした。