面接で起こった逆転劇

結果的に余りいい事ではない(挨拶)




校内の手伝い(バイト)の面接があった。知らずに行ったら面接だったのでビビった。


面接官は2人のおっちゃん。多分教授。



あれ・・・右側の教授見たことあるぞ。
たしかコンピュータの授業で「途中で来なくなるヤツは許さない」って言ってて、途中でその授業に行くのやめて最低のD判定を下さった教授だ。



もうダメかもしれない。




「君、これしか時間入れないの」


「パソコン使える?そんなに使えないか」


「他にも希望者が一杯いるからね、どうなるか分からないよ」



わかった。フラグがビンビンだ。


しかし、既にアヘ顔ダプルピースをキメに掛かっている時にまさかの逆転劇が起こった。



「この時間出れない?」


s「ここには既に別のバイトが入ってまして・・・」


「ん?何よ」


s「++教授の授業の手伝いです」




「えっ、あの教授!?」


相手の出方が変わった。どういうことなの。



「君、凄いね。」

「よくあの教授と付き合えるね」

「人間が出来ているんだなぁ」



何かめちゃ褒められている。
ってあの教授の扱いって



「あの教授、中々言うこと聞いてくれなくて毎回苦労するんだよ」

「その尻拭いするの役員のウチらだしさ」

s「いやぁ、私もあの教授には散々こき使われてますよ」

「だろうね〜」

「嫌なら嫌って断っちゃっていいよ」



薄々感付いてはいたけど、やっぱそんな感じなのね。まさか教授陣の中でも異質だったとは驚きである。



「あの教授に耐える君なら、この教授もお願いしたいな」

「まあ、大変だとは思うけどw」


謹んでお断り申し上げます。もう面倒な教授は勘弁願いたい。




そんな感じで、後半はすげぇ笑顔溢れる面接となった。
共通の敵がいるというか、同じ苦労をしている者は分かり合えるんだ。



「じゃあ、あの教授のことよろしく!」

「本当に助かるわ!」



別の先生をお願いいたします!