書籍のトリビア

そうかそんなものあるのか(挨拶)



ウチの先生に出版社に勤めている方がいる。そこで聞いたお話。


日本の場合、書店は売れ残った本を出版社に返品できるという制度になっている。
んで返品された場合、雑誌は廃棄するんだけど、単行本とかは「再利用」するらしい。



1、まず痛みやすいカバーを新品に換える
2、ヘリを削る
3、そしてまた書店へ



1は分かりやすい。すぐ痛むよね。
2は言われて、そして実際に見て分かった。たしかにここも変色したりヘコんだりする。
手元の本を探してみてくださいな。本の上と下のヘリの部分に細い何条もの筋が走ってたらソイツだ。





こんな感じ。上がマンガで下が専門書。なんかギザギザしているのが分かる。




こっちの方が分かる?




よく中古屋でゲームディスクを研磨したりするけど、本でもしていたとは驚き。ちなみに全部手作業だそうだ。どれだけの量を・・・大変だろうな。


ちょいと面白いと思ったのでご紹介した次第。ある意味、新古品っていうのだろうか。
本を買う時に「おまえ、苦労してきたんだな」と思いをはせてみてはいかが。